私たちの人類が直面している最大の課題の一つ――それは、持続可能かつ安全で安価なエネルギー源の確保です。
「金属格子内核融合理論」は、その解決の鍵となる可能性を秘めた核反応理論の一形態です。
本サイトでは、この革新的なエネルギー技術の理論背景、実験報告、将来の応用可能性に至るまで、知識のある方にはもちろんのこと、知識に無い方にも概念的に理解していただけるように解説しています。学術関係者だけでなく、エネルギー問題や先端技術に関心のある一般の方にも広くご覧いただける内容を目指しています。
核融合研究の主流:熱核融合炉
現在、巨額の開発費を掛けて開発されている熱核融合炉は、高温のプラズマ化したトリチウム原子核(3H、Tとも書きます。)と重水素原子核(2H、Dとも書きます。)を核融合させ、発生した中性子をリチウム同位体の6Liにぶつけ、トリチウムを再生産しようとするものです。燃料に放射性同位体であるトリチウムが必用で、強力で大量の中性子が発生し、この中性子の運動エネルギーを熱に変換します。そのため、ウランを用いる原子炉に比べて極めて安全ということはないのです。また高温のプラズマを壁にぶつけないようにするために強力な電磁石が必要で、これには極低温にした超電導コイルが必要ですが、この超電導コイルを高温のプラズマから断熱しなければならないため、巨大化するのです。

磁気閉じ込め型核融合炉 出典:融合研究開発の現状(1996年11月)
金属格子内核融合とは
「金属格子内核融合」は磁気閉じ込め型核融合炉とは異なる原理による核融合技術です。

金属格子内核融合炉は、常温・常圧に近い条件でパラジウム(以下、Pd)などの金属を置き、この金属結晶格子内に高エネルギーのイオンを閉じ込め、格子間原子に衝突させ核融合を起こさせ、金属という物質のもつ阻止能により高エネルギーのイオンから熱エネルギーを回収するという原理に基づいています。
次世代エネルギーへの第一歩として、ぜひご一緒にこの未知のフロンティアを探求してみませんか?
本サイトでは金属格子内核融合炉(Metal Lattice Fusion Reactor)研究について詳しく解説しています。
1.常温核融合研究への参入理由
2.ポンズらの電解実験で重要なのは「死後の熱」
3.「死後の熱」の発生条件
4.金属内は核反応の特殊環境
5.長距離核力の存在
6.連星核の物理学
7.金属内核融合連鎖反応
8.弊社実験炉報告
9.将来展望と技術課題
